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黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ

今、日本のオフロードレースシーンを賑わすハードエンデューロ。
関東に住んでいるとG-NETや、以前の東北SUGOでのレース、成田の夏祭りなどが盛んで「ブーム」と呼びたくもあります。
田中太一さんから始まった日本人ライダーのエルズベルグロデオ挑戦もあり、まさに時代に乗っています。

しかし近畿や九州では以前から根強いハードエンデューロ文化が根付いていますよね。
サバイバルin広島は長年の歴史が積み重ねられています。

さて、その広島で開催されたブラックバレー。来年からはG-NETシリーズに組み込まれるようですので、チェックです!
河津浩二氏によるレポートをお送りしましょう!

黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ



令和元年11月24日、広島県にてハードエンデューロの大会が開催されました。
レース名は、「ブラックバレー」。舞台は、現在休業中のスキー場「ホワイトバレー松原」。
コースの広さは約25ha、標高差は約200メートルと小規模ながら、レイアウトは非常に多彩。
11月にはJEC西日本エリア戦も開催された、最近注目のエンデューロコースです。


黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ



ゲレンデは頂上から3方向に枝分かれしており、このゲレンデと作業道を繋ぐ形で開催されてきたのが、正統派レース「ホワイトバレーエンデューロ」。
これとは対局をなすこの大会、コースもゲレンデを使うのはごく一部。
その大部分は、ゲレンデ間の山林をコースとし、平らな場所を走ることはほぼありません。


黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ



スタート直後の「おもてなしヒル」は、レース開始から1時間に渡って渋滞。とても盛り上がっていました。
その後も自然の地形を利用したステア、ロングヒルクライム、キャンバー移動を続け、最後に現れるのがメインセクション「黒き谷(ブラックバレー)」。

黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ


黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ



山間部のヤチは、黒い泥でスリッピーなうえに急傾斜と極悪な状態。こんな場所を走破するには、多少テクニカルなライディングが必要となってきます。
普通のレースとは違い、忘れられない思い出となるのが、ハードエンデューロの醍醐味なのです。

今回の参加者は127名。このうち、大会規定のコース3周以上の完走者は、たったの6名。100名以上のライダーが一周以下、という驚きの結果でした。
黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ




こんなハードなレースに多数のライダーが集まるのには、理由があります。この大会の開催告知は10月末。エントリーが11月1日から開始と、ほぼ突然始まった大会であるにもかかわらず、これだけの参加者がいるのですから。
それは、2017年に終了した伝説の大会「琴引マウンテンエンデューロ」の流れを組むレースだからです。
スタッフも、まんま琴引メンバーズ。コースのレイアウトも、琴引大会の縮小版のようです。ハードさだけでなく、走りごたえ、魅力に溢れた大会、今後はもっと参加者が増えるはずです。


黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ



又、来年からは全日本ハードエンデューロ選手権「G-NET」シリーズにも組み込まれるとのこと。来季日程も「令和2年10月18日」と発表されました。まずは一周を目標として参加してみては。こうご期待!

黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ


黒谷と書いてブラックバレーと呼ぶ

FIN

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