控えめに言って、楽しすぎた東日本エンデューロ!
こんにちは、ダートスポーツの宮崎です。
11月26日(日)、初めてMETZELER 東日本エンデューロ選手権(第4戦 成田モトクロスパーク)に参戦してきました。
成田モトクロスパークといえばハッピーエンデューロや数々の取材でもお世話になっており、また私も個人的に走行会員になっているなど懇意にしていただいているホームコース。それなのに、今まで、実は少し怖くて参戦したことがなかった東日本(全日本には参戦しているのに笑)。
成田のヒルクライム丸太などが怖かったというのが本音ですが、その重い腰をあげて参加してみたら、、、、
これが最高に楽しすぎるレースでした!
ということで、いつものように亜矢子さんの公式写真をお借りして、ここで振り返ってみたいと思います。
亜矢子さん、いつもありがとうございます。
これが今回のコースマップ。タイム計測を行う「テスト」と、移動路の「ルート」で構成されています。
エンデューロコースをフルに使った、なかなか長大なテスト(私は9分台 IAで7分切るか切らないくらい)。ゲートを潜りエンデューロコースにインすると、「田んぼ」と呼ばれる沼地のようなストレートが待ち構えています。そこを抜け(私は1回沼っているラインを選択してしまい、ボテごけ1回)、普段は電動バイクやビギナー専用となっている林間コースを抜け、再び田んぼへ。メインエンデューロコースに戻り、大坂丸太(上り坂の途中に丸太が数本埋まっている成田名物)でショートカットするか、迂回するかを選択。さらに地獄沢と呼ばれる谷間でもショートカットの長いヒルクライムか迂回路かを選択。モトクロスコースを走り、ゴール。という流れです。その後はガレ場を通り、舗装路を一旦停止して押して渡り、B面コースと呼ばれる林間コースをルートとして走行。ここでもNA、IB、IAは丸太のある、少し長い距離を走らないといけません。
このようなタイム表を受付でもらいます。各人にTC(タイムチェックコントロール)の時間が記載されています。
1周走り終えたら、記載された時間に再びTCで時間を記入してもらい、次の周へ突入。これを規定周行い完走となります。
私はNAクラスなので9周(NA,IB.IA共通)周回します。3時間をゆうに超えるボリュームです!
1周の規定時間は23分。前述のようにNA以上のライダーはルートが長いので、その分スムーズにミスなく速く走って帰ってこないと、次のTCに間に合いませんし、何よりピットで休めません。
今回はなかなかシリアスでした(笑)。私や他のライダーもちゃんと休めたのが3分くらいでしょうか。
周回を重ねるごとに疲労も増してくるわけです。
実は前々日にコースの時間を計測設定していた田中弘行さんにお会いしていたのですが、もっと余裕のあるタイムのような感じで話されていましたよ(笑)。
でも、緊張感があって、絶妙な時間設定で、私的にはなかなか良かったです!
時間が前後しますが、車検を終えたら「パルクフェルメ」というマシン置き場に保管。スタートの合図までエンジン始動や、整備などはできないので、しっかり暖気したりチェックしてから車検を受けないといけません。いつもの緩やかな成田の情景が、ピシッと締まります。
コースやレースの説明はおなじみIAワタライさんが行います。
オンタイムに不慣れな方も個別に教えてくれたりするので、頼り甲斐がありますね!!
どの競技でもそうですが、最上位のライダーは神がかって見えます。オンタイムエンデューロの場合はタイムに如実に現れますので、レース後も驚愕することになり、「どう走ったらタイムを縮ませられるのか」ということを自問自答できたりと、レースアフターも含めて「濃くて奥深い」のがオンタイムエンデューロです。
私はNAで参戦。数人1組でスタート。例えばSUGOなどでは最初にルートがあるので、複数人で連なって走り出すことがありますが、今回はスタートしてすぐにテストなので、基本的には単独走行に集中できます。
こちらは一緒に参加したNAの相澤君。その昔オフロードコースデビューで引っ張ったのは私なんですが、いまは同クラスのライバル笑。というかタイム一発勝負では負けますね〜。なかなか国内ではみられないRED MOTOのCRF400RXです!
スタートとゴールにはゲートがあり、タイム計測が行われます。全日本のような長いコースだと、1周の中に複数のテストがあります。成田は1箇所です。
こちらはテストを終えた後にあるガレ場。疲労が重なるとミスも誘発し、、、なかなか気を抜けないです。
ちなみに次号ダートスポーツ2月号では某トップライダーにライテクを教わり取材してきましたので、ぜひご覧くださいね!
こちらは私。終盤、集中力が切れて変なラインを走ってしまい、転倒1回。。まあ、このくらいでは「遅着」にはならないので焦りませんが、体力はしっかり削られていきます。
こちらも一緒に参加したNBの尾登さん。MXライダーだけに2連も飛んじゃうし、やっぱり速いです。渡辺明さんのベストテクスクールの生徒さんでもあります
テストスタートのフラッグを振ってくれたのはイシゲさん。スタートする緊張と同時に、優しい人柄で癒される瞬間でもありますね笑
このような大きなタイム表示がされるので、ゴールした瞬間に自分のタイムを見ることができます。
こちらはMXコースを走る私。もう少し飛べるようになりたい、、、
私たちのピット。今回はスペースの関係でテントを出せないので、基本トランポスペース内で休憩。電波時計で自分の時間を気にしながら、休んだり、泥を落としたりします。
毎周TCではタイムカードを渡して時刻を記入してもらいます。カードホルダーを持参しておくと、出し入れがしやすいです。バーパッドに装着できるトレックフィールド製は最高に使い勝手が良いです。
エントリーフィーの中には美蔵さんのランチも含まれています。いつものようにカレーが美味しかった!
タイゾーさん、私が参戦しているのを知らなかったので、びっくりしてました。
ハッピーエンデューロ 成田(12/17)も来られますので、みなさん、お食事などはぜひ美蔵さんでどうぞ!
本レースのタイヤ規制はありませんでしたが、iRCのFIMタイヤ VX20で走りました。新古でしたが一皮むけるとグリップ力がましますので、どのセクションでも好調でした。フロントもVX20です。
事前の練習でガレ、地獄沢登りなどを練習していましたが、本番ではどちらも1回失敗。それよりも無念だったのは大坂丸太の練習を避けてきたばかりに、自信無さげに1周目にトライするものの、前走者の崖落ちしそうなシーンを見てびびって失速。以降全部エスケープしてしまいました。
しかしその後復習のために成田を訪れて練習したら、あれ、まあまあ普通に登れるぞ。。 厳しい段差の直登は無理で、最後に斜めエスケープしないとクリアできないレベルですが、それでも15秒は縮められたんじゃないかと。。。
これを反省して、今後は成田のあらゆるセクションを練習しておこうと心に誓った私でした。
それにしても東日本、今まで参加しなかったのが勿体無いくらい面白かったです。
今後も可能な限り参加してみたいと思いました。
オンタイムエンデューロ体験をしたい方にもオススメですよ。
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