全日本トライアル第6戦 和歌山・湯浅大会でフジガスが電動トライアル「RTL ELECTRIC」で参戦!
Honda公式ニュースルーム(プレスリリース)より
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、電動トライアルバイク「RTL ELECTRIC(アールティーエル・エレクトリック)」で、HRCが運営するワークスチーム※1「Team HRC(チーム・エイチアールシー)」として、10月13日に開催される「2024 MFJ※2全日本トライアル選手権シリーズ 第6戦 和歌山・湯浅大会」より国際A級スーパー(IAS)クラスに参戦します。
と発表があった。
ヤマハが2023年より全日本トライアル選手権に電動トライアルマシンTY-Eを、フル参戦させ、24年は昨年のTY-Eメインライダーの黒山健一選手に加え、兼ねてからTY-Eのテストをしていた野崎史高選手、Hondaから氏川政哉選手が参戦。特に、TY-E氏川選手は初年度ながら第3戦モビリティリゾートもてぎ大会でTY-Eに初優勝を捧げ、第4戦の北海道和寒大会でも勝利を飾り、現在最高峰IASクラスランキング1位に。
パドックの噂では、Hondaの電動トライアルは勝てる段階まで仕上がってないと登場しないという話だったが、遂に 第6戦 和歌山・湯浅大会より、2024年FIMトライアル世界選手権 チャンピオンの藤波貴久選手がRTL ELECTRICのデビューライダーに任命された。
RTL ELECTRICの全体のスタイルはRTL301RR/260Rに似たスタイルだが、似たレイアウトのフレームは別物だとわかる。
RTL ELECTRIC(写真上)と、CRE(写真下)のメイン動力部の比較。写真を見る限りでは別物と思われる。
RTL ELECTRICには予めミッションがある様だ。
フレームは所謂タンク上部面までなのか?溶接痕が見える。アッパーブラケット、アンダーブラケットともに市販RTLとは異なる。
フロントゼッケンデザインは市販のものとは異なりCRF系のデザインを小振にしたものを採用
RTL ELECTRIC(写真上)と、CRE(写真下)の比較。
これまた風の噂だが、ミッション搭載型TY-E3.0の登場も近々予想される。国際A級クラスではレジェンド成田匠選手、亮選手兄弟が駆るEM(エレクトリックモーション:フランス)が活躍し、成田匠選手がMFJにおける電動初優勝を果たし、現在国際A級ランキング1位となっている。FIMトライアル選手権ではEMとともに電動のGASGAS TXEが活着しており、すでにTraial2でSondre Haga選手が優勝を果たすなどトライアルには既に電動のウェーブが来ているようだ
また全日本トライアル選手権第6戦 和歌山・湯浅大会以降、最終戦のシティトライアルまで、MFJの大会詳細ホームページに各大会の格式に国際の文字は記載されている。今年後半の全日本トライアル選手に藤波選手とRTL ELECTRICが登場するのかと期待させる。