90年代のオフロードシーンを思い出す(Part.6) テラファーマの世界に憧れて…
こんにちは。今回のテーマは、クラシックMXビデオ(もうクラシックと呼ぶのですよね、、)のテラファーマ!
その前にアメリカンモータースポーツ、レース愛に満ちた傑作『ON ANY SUNDAY』のお話から。以前もこの作品について少し触れましたが、私はだいぶ遅れてから(30代の時)初めて見て感動しました。カリフォルニアのマルコムスミスのお店でDVDを購入しました。レジの女の子が感じよく、日本から取材で来たことを話すと、「マルコムさんを呼んで来ましょうか?」と。歓喜したのもつかぬま、「Sorry! 外出中でした」と。でも楽しかったなあ。ワクワクしたし。で、この作品、終盤はスティーブ・マックイーンやマルコム・スミスらがフリーダムにフィールドを走り回る姿がとんでもなく格好良く、トーンもめちゃくちゃ明るい。ニコニコ笑顔のマルコムがとんでもない技を見せている。。。見終わった後にバイクに乗りたくなるような映画でした。アメリカのフリーライドシーンや文化に憧れを抱くわけですが、実は私がそのはるか前に影響を受けたビデオがありました。スーパークロスのマクグラスといい、下記の作品と言い、この仕事をすることに繋がっているわけですから、人生に影響を与えたと言っても過言ではない。
20代だった私にとって、衝撃を与えたのが、、、、
テラファーマです!
1994年にFOXからリリースされた『テラファーマ1』、そしてジェレミー・マクグラスがフィーチャーされた『テラファーマ2』。バイクショップの店頭で流れていたのを見て、釘付けになりました。なんなのだ、これはと。まだスーパークロスの世界を知っていたか、知らなかったか、というときで、TVで見ていたのはロードの世界GPだけだった時。アメリカンライダーが庭のMXコースやデザートを飛びまくる姿に、度肝を抜かれました。バイクってこんなことできるのか!?
当時、私はこれらのビデオを多数所有していたのですが、紛失、、、。しかしテラファーマだけは手放せません!
テラファーマ1はホンダワークスライダーだったダグ・ヘンリーが主役ですよね。
ベッドに寝ているダグを起こす奥さん
ガバッと起きたら、なぜかジャージ、モトパン、ブレストガードまでつけていました(笑)
で、ヘルメットをかぶって庭に飛び出し、いきなり庭のスーパークロスコースを攻めまくる(笑)それがまた、当たり前だけど上手くて速い! 連続ジャンプとバンクコーナーを攻めます。
なんと一周回るごとに、奥さんが朝食を手渡ししていました! 馬鹿らしくて格好いい。
実は当時私も友人とこのシーンをビデオで真似しようと画策したことがあります(笑)。
当時住んでいたアパートからフル装備でMTBで階段を駆け下りて、バイクに飛び乗るとか、、。やらなくてよかった(苦笑)
私、ダグ・ヘンリーも大好きなライダーでして、また機会あれば書きたいですね。
FOXの広告は衝撃でした。ジャージを脱ぎかけのヘンリー、上半身の傷、、、FOX、、、、。格好良すぎました。
テラファーマ2は、MXシーンを席捲したマクグラスが大フィーチャー。Nac Nacも炸裂します!
マグラ愛は過去記事でだいぶ書いたので自粛、割愛します。。。
このビデオはご存知の方も多いですが、FOXの秘蔵っ子、スーパーキッズのリッキー・カーマイケル、ジェームズ・スチュワート、トラビス・パストラーナが出演しています。
はしゃぐ陽気な子供達。スチュワートとパストラーナはやんちゃ! その隣で少しクールに構えているのがカーマイケル。
なんか、そのまま大人になっていった気がします(笑)。
当時、カーマイケルの兄貴分がエズラ・ラスクでした。ラスクはジョージア、カーマイケルの住むフロリダ・タラハシーもジョージアに近い北部ですから、ホームコースで切磋琢磨していたのでしょう。ちなみにカーマイケル自宅取材の時、すぐ近くのミルサップスのコースをお母さんのジニーさんが教えてくれました。
この作品の大ヒットにより、数々のモトクロスアクションビデオが発売されました。このFLYもFOX発で、パッケージからもわかるように、パドルタイヤでデューンを飛びまくります。この頃のアメリカのフリーライドエリアは減少してしまっていますから、時代の流れを感じます。
ダートスポーツでもビデオコレクションを特集した記事が展開されました。
LBZのCHROMEも繰りかえし観ました。某日本人ライダーも出演! Nac Nacも磨かれてます。
クラスティデーモンなど、過激作も登場していきましたね。
懐かしいですね。MOTO XXXもヤバかったな〜。
ここには載っていないのですが、ラリー・ロスラーが自宅から自走でひたすらフリーライドする『RIDE WITH ROESELAR』も、擦り切れるほど観ました。
まず自宅で奥さん(美人で有名でしたよね)と別れてから、ヘルカメ担当の友人と自走。ウイリーしたり、線路をまたいで山に登ったり。タイ・デイビス宅で彼を呼ぶと、庭の中でキレッキレの走りを披露するタイ。そのまま連れ立って、再び山へ! マジで憧れました。ダートスポーツの取材でカリフォルニアのオープンエリアでビデオを撮りながら連なって走ったことがあるんですが、真っ先に思い出したのがこの作品でした。
余談になりますが、2006年にエルミラージュを、現在単車倶楽部編集長の菅原さんと、ダートスポーツ編集部員だったジャンキー稲垣と走りました。
Go Proなどハンディカメラやスマホで自在に撮影し、編集できる現代ですが、かつてアナログ的に、でもセンスとユーモアを持って、多数作られたクラシックビデオの数々。レジェンド達へのリスペクトを表明し、今回の記事を終えます。
その前にアメリカンモータースポーツ、レース愛に満ちた傑作『ON ANY SUNDAY』のお話から。以前もこの作品について少し触れましたが、私はだいぶ遅れてから(30代の時)初めて見て感動しました。カリフォルニアのマルコムスミスのお店でDVDを購入しました。レジの女の子が感じよく、日本から取材で来たことを話すと、「マルコムさんを呼んで来ましょうか?」と。歓喜したのもつかぬま、「Sorry! 外出中でした」と。でも楽しかったなあ。ワクワクしたし。で、この作品、終盤はスティーブ・マックイーンやマルコム・スミスらがフリーダムにフィールドを走り回る姿がとんでもなく格好良く、トーンもめちゃくちゃ明るい。ニコニコ笑顔のマルコムがとんでもない技を見せている。。。見終わった後にバイクに乗りたくなるような映画でした。アメリカのフリーライドシーンや文化に憧れを抱くわけですが、実は私がそのはるか前に影響を受けたビデオがありました。スーパークロスのマクグラスといい、下記の作品と言い、この仕事をすることに繋がっているわけですから、人生に影響を与えたと言っても過言ではない。
20代だった私にとって、衝撃を与えたのが、、、、
テラファーマです!
1994年にFOXからリリースされた『テラファーマ1』、そしてジェレミー・マクグラスがフィーチャーされた『テラファーマ2』。バイクショップの店頭で流れていたのを見て、釘付けになりました。なんなのだ、これはと。まだスーパークロスの世界を知っていたか、知らなかったか、というときで、TVで見ていたのはロードの世界GPだけだった時。アメリカンライダーが庭のMXコースやデザートを飛びまくる姿に、度肝を抜かれました。バイクってこんなことできるのか!?
当時、私はこれらのビデオを多数所有していたのですが、紛失、、、。しかしテラファーマだけは手放せません!
テラファーマ1はホンダワークスライダーだったダグ・ヘンリーが主役ですよね。
ベッドに寝ているダグを起こす奥さん
ガバッと起きたら、なぜかジャージ、モトパン、ブレストガードまでつけていました(笑)
で、ヘルメットをかぶって庭に飛び出し、いきなり庭のスーパークロスコースを攻めまくる(笑)それがまた、当たり前だけど上手くて速い! 連続ジャンプとバンクコーナーを攻めます。
なんと一周回るごとに、奥さんが朝食を手渡ししていました! 馬鹿らしくて格好いい。
実は当時私も友人とこのシーンをビデオで真似しようと画策したことがあります(笑)。
当時住んでいたアパートからフル装備でMTBで階段を駆け下りて、バイクに飛び乗るとか、、。やらなくてよかった(苦笑)
私、ダグ・ヘンリーも大好きなライダーでして、また機会あれば書きたいですね。
FOXの広告は衝撃でした。ジャージを脱ぎかけのヘンリー、上半身の傷、、、FOX、、、、。格好良すぎました。
テラファーマ2は、MXシーンを席捲したマクグラスが大フィーチャー。Nac Nacも炸裂します!
マグラ愛は過去記事でだいぶ書いたので自粛、割愛します。。。
このビデオはご存知の方も多いですが、FOXの秘蔵っ子、スーパーキッズのリッキー・カーマイケル、ジェームズ・スチュワート、トラビス・パストラーナが出演しています。
はしゃぐ陽気な子供達。スチュワートとパストラーナはやんちゃ! その隣で少しクールに構えているのがカーマイケル。
なんか、そのまま大人になっていった気がします(笑)。
当時、カーマイケルの兄貴分がエズラ・ラスクでした。ラスクはジョージア、カーマイケルの住むフロリダ・タラハシーもジョージアに近い北部ですから、ホームコースで切磋琢磨していたのでしょう。ちなみにカーマイケル自宅取材の時、すぐ近くのミルサップスのコースをお母さんのジニーさんが教えてくれました。
この作品の大ヒットにより、数々のモトクロスアクションビデオが発売されました。このFLYもFOX発で、パッケージからもわかるように、パドルタイヤでデューンを飛びまくります。この頃のアメリカのフリーライドエリアは減少してしまっていますから、時代の流れを感じます。
ダートスポーツでもビデオコレクションを特集した記事が展開されました。
LBZのCHROMEも繰りかえし観ました。某日本人ライダーも出演! Nac Nacも磨かれてます。
クラスティデーモンなど、過激作も登場していきましたね。
懐かしいですね。MOTO XXXもヤバかったな〜。
ここには載っていないのですが、ラリー・ロスラーが自宅から自走でひたすらフリーライドする『RIDE WITH ROESELAR』も、擦り切れるほど観ました。
まず自宅で奥さん(美人で有名でしたよね)と別れてから、ヘルカメ担当の友人と自走。ウイリーしたり、線路をまたいで山に登ったり。タイ・デイビス宅で彼を呼ぶと、庭の中でキレッキレの走りを披露するタイ。そのまま連れ立って、再び山へ! マジで憧れました。ダートスポーツの取材でカリフォルニアのオープンエリアでビデオを撮りながら連なって走ったことがあるんですが、真っ先に思い出したのがこの作品でした。
余談になりますが、2006年にエルミラージュを、現在単車倶楽部編集長の菅原さんと、ダートスポーツ編集部員だったジャンキー稲垣と走りました。
Go Proなどハンディカメラやスマホで自在に撮影し、編集できる現代ですが、かつてアナログ的に、でもセンスとユーモアを持って、多数作られたクラシックビデオの数々。レジェンド達へのリスペクトを表明し、今回の記事を終えます。
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