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テージャスランチの思い出。

こんにちは、ダートスポーツ スーパーバイザーの宮崎です。
今週末はいよいよJNCC第二戦、テージャスランチ広島ですね。

ほぼ毎年参戦してきた私ですが、今回は翌週金曜日から全日本モトクロス開幕戦九州に取材に行くため、会社でお仕事です!

このテージャスランチは、大人気のコースです。
IAワタライ選手も、大好きなここから、今年の開幕を迎えるくらい。
ゲレンデでないのに、広大なフィールドを思い切り走れるんです。
ワイドオープン、V字谷、ウッズ、ガレ、沢など、あらゆるセクションが待ち構えます。

私は大概のレースで苦戦を強いられてきました。でも大好き。
2011年のJNCCで初めて走ったテージャスランチ。灼熱の中、星野代表やレースクイーンのゆいちゃんが水をかけてくれてました。

2012年はほぼホールショットから、トップグループで走行中の序盤、クラッチ焼けリタイアで大ショック。

2013年は開幕戦サザンハリケーンでCOMP B初のシングルフィニッシュに気をよくして、JECの全日本ナショナルクラスで広島へ。
初めての全日本クラスのタイム設定に全くついていけず、遅着しまくり。
最後の周は大勢がすでにゴールしてから突入し、V字谷の頂点で木の根に引っかかり、もがいているうちにクリーンマーシャルに手伝ってもらい、ショートカットでパドックへ帰還。

どうしたの!?という周りの目線。ショックすぎて(乙女か!)クルマのドアを閉じて着替えているうちに、あれれ? 悔し涙が。
すぐに冷静になり、「こんな歳で泣けるなんて」と自分に驚きました(笑)。

2014年のJEC。すでに広島を舐めてはかかれないと腹をくくりました。なんとしてでもリベンジしたく、後輪にIrcのツーリストを履いて参戦。速さよりも走破性重視の選択でした。暑さで脱落するライダーが続出する中、なんとか最終ラップに。しかし、暑さで朦朧として、なんでもないところをクリアできず転倒。実は前周にキャメルバッグの水を飲み干していたけど、焦っていて、空のまま突入していました。これが失敗。IAワタライはキャメルバッグを2つ用意していたと、あとで聞きました。
あまりに辛く、ヘルメットを脱いで青空を仰ぎ、「このままやめちゃえば楽になれるな」と思ってしまいました。
そこへIAワタライら、IAライダーが私を抜くタイミングが訪れて、「頑張れ!」と。この声援で最後まで走り抜けました。

パドックへ着き、バイクを預けて、冷たいタオルで冷やしてもらいました。この時の貴重なポイントで、この年、IBに昇格することができました。

その後も大苦戦続き。
2014年マディのJNCCでは、段差も乗り越えられず、呆然と立ち尽くしました。
ix-09w GEKKOTAは、こういったマディではブロックが寄れてグリップしないことを学びました。
数年後にVE-33s GEKKOTAが登場、マディでも対応できる万能タイヤでした。時代は変わっていくものですね。

テージャスランチの思い出。


Photo:Masanori Inagaki

背中が物語ってますね。写真を撮られていることなんざ、気づいてもいません。
このレースの私のひより方は、いまだに笑われています(笑)。

ちなみに、広島と関係ないですが、この2014年、阿蘇は伝説のマディ。
テージャスランチの思い出。



テージャスランチの思い出。


Photo:Masanori Inagaki

小池田選手も渡辺学選手もIAカズトも、地元の雄も、皆ここでスタック。そこを小林まちゃ選手が圧勝したのでした。

2015年のJEC IBデビュー戦は、1周目にクラッチ焼けでリタイア。整備ミスという痛い代償でした。

昨年のJNCCにも私は参戦しましたが、まあ、かなり苦戦しました。

とまあ、見事に苦戦ばかりなのですが、なんで私はテージャスランチが好きなのでしょう。
日本離れした雄大なコースを思い切り走れる喜びは、苦戦にも勝る魅力なんですね。

参加される皆さんの健闘を祈ります!








タグ :JNCC

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