IAワタライのJNCCオフビ(EDX) 参戦レポート
IAワタライのJNCCオフビ 参戦レポート

こんにちは。IAワタライです。今回は昨年末埼玉県オフロードヴィレッジで開催されたJNCC最終戦EDXオフビのレポートです。
JNCCはレベル別にKIDS&TRY、FUN、COMPの3レースがあって、私はCOMPクラスの最上位クラスAA1を走っています。
2020シーズンは全8戦中3戦のみの出場でした。

本来は11月はじめに開催される最終戦(AA-GP)ですが、コロナの影響で春、夏に中止になったラウンドの代替開催としてこんな年末に! しかも元々スキー場など山岳エリアでの開催だったレースはこの時期積雪で走れないので、“まさかの”オフロードヴィレッジでの開催となりました。
通常クロスカントリーをやるコースに比べアップダウンはなく、長さもなく、その分丸太など人工セクションが設けられていました。
JNCC本来の雄大な大自然を走るイメージではなく、また年末というのもあり今大会をパスした人も多いですが、逆に「オフビだから出る」という人も多かったですね。

今回は同じカワサキでAAクラスを走る沼田選手がKX125で出るということで、自分も普段乗っているKX250Fでなく奥さんのKX125(2004年式)で出てみました! オフビのコースならパワー差があまり出ないのと、やはり2ストで1度はレースしてみたいという憧れはあったので。


COMPレース最大の難所は人工セクションが続くこのエリア。最初の2本の丸太の間隔が絶妙で私も餌食になりました(ToT)
幸い怪我無くすぐ再スタートできて良かったです。
今回のコースならパワーの差はさほど気にならないですね。クネクネとタイトターンが続くセクションでは軽さが活かせるし。強いて言うならサス性能が高年式の車両に比べ劣るので路面荒れてからのトラクションに差が出る感じですね。
終盤はRM125のMX-IA稲垣達樹選手と2ストバトル。凄い勢いで迫ってくるので先に譲ると、稲垣君が丸太で転んでいるというのが3回くらい続きました(笑)

レース結果はAA1クラス11位。総合で15位ということで、普段とだいたい同じくらい。
なにより2ストでのレースが楽しくて大満足です。
普段のCOMPより50分くらい短いですが、今回のほうが長く感じましたね(^^;
首都圏近郊なので知り合いの方や普段スクールに出てもらっている方が観戦に来ていて、JNCC初めて見るという人も多く、ライダー側としてもうれしかったですね。
■2スト125で出てみた。普段のKX250Fと違う準備

タイヤ選択
DUNLOPユーザーです。今回フロントはEN91(サイズ90/90-21)といつも通りでしたが、リアはAT81のサイズ110/100-18をチョイス。いつもリアは120/90-18ですが、マシンが軽くてパワーもないのと、タイトターンの旋回性を優先して細いものにしました。とても感触良かったです。
写真はレース後のものですが2時間走っても減りは少なくグリップも落ちませんでした。

ブーツ
ブーツはガエルネを使用しています。レースではSG12やSG10など上位モデルで剛性強めを使っていますが今回はFASTBACKというモデル。これはいつもよりギアチェンジの頻度が高いので縦方向の柔軟性を優先しました。このFASTBACKもねじれや衝撃保護性は高く不安はありませんでした。
燃費
事前にテストをしていないので燃費が全然予想できませんでした。レース時間は普段3時間ですが今回は2時間。タンク容量は8リッター。念のため2ストップしましたが、消費したガソリンを確認したら、2時間で12Lの消費でした。


AA1 # 井上眞一選手
今回のサプライズのひとつ。長年カワサキKX開発ライダーとしてカワサキレーシングチームから全日本モトクロス参戦していた井上眞一選手。
クロスカントリー・エンデューロは初。結果は総合8位でまずまずと思いますが、終盤は体力的にかなりしんどかったようです。相変わらず“超絶スムーズ”ま走りだったようです。私は見てないですが(笑)

井上選手が乗っていた車両はピュアテックのモディファイが加わったKX250SE。これ、私も前戦の阪下で借りて走らせてもらいましたが、サス性能が高くてトラクションがすごく良いんです。ついにカワサキにもセルがついたし、エンデューロでカワサキ増えそうですね。

キッズ時代の井上選手(1位)と私(3位)

AA1 #318 沼田誠司選手
北海道からエントリー。足の怪我が完全ではなく今回は不本意だったようですがなかなかの存在感でした。

沼田誠司さんの持ち込んだKX125です。
KX125最終の2008年式。フロントフォークはKYBのエアサス。
外装はTX-RACEのKX250Fバージョン。かっこいいね~!

Comp-R #601 酢崎友哉選手
同じカワサキでJNCC/JEC参戦中のトモです。COMP-Rながら総合は11位。
今年は要注目ライダーです。


セロー軍団 KAMOSHIKA Racing
千葉県成田MXパークを本拠地にしたセローチームがありまして、うちの奥さんもメンバーです(笑) 年に2回くらいJNCCのFUNクラスに出場しています。

KAMOSHIKA Racing名誉会長の田中さん。FUNクラスにも丸太セクションがありました。
フォームきれいですね~。

WAA #3 菅原悠花選手
Funクラス総合4位の菅原悠花選手は全日本モトクロスでの実績もあり、ここ数年はJNCCメインに走っています。ひとつ前の阪下は総合2位! 文句なしのWAA年間チャンピオンです。

Funクラスで序盤トップを快走したのは、MTBダウンヒルのレジェンドライダーにしてAAクラストップライダーの内嶋選手。注目すべきはこれ、サーロンというメーカーの電動バイクなんです! 無音で前走者をバンバン抜いていく姿、異様でしたね~(笑)
1月24日のWEXオフビは今のところ開催のようですが、世の中こんな状況です。出場するみなさんは無理しないで、くれぐれもケガには気を付けてください。
個人的には今回のコース、コーナーでのスピードやスムーズさがポイントだったかなと思います。とにかくコーナーの数が多かったです。あと、集計ゲート周辺のフラットなセクションはギャップやワダチがないので、疲れたときに一息つくのに良いと思います。疲れたなと思ったらゆっくり走って深呼吸すると良いと思います。
今年私はJNCC半分ほど出場予定です。会場でお会いする皆さんよろしくお願いします!
PHOTO:IA WATARAI、JNCC
TEXT:IA WATARAI

こんにちは。IAワタライです。今回は昨年末埼玉県オフロードヴィレッジで開催されたJNCC最終戦EDXオフビのレポートです。
JNCCはレベル別にKIDS&TRY、FUN、COMPの3レースがあって、私はCOMPクラスの最上位クラスAA1を走っています。
2020シーズンは全8戦中3戦のみの出場でした。

本来は11月はじめに開催される最終戦(AA-GP)ですが、コロナの影響で春、夏に中止になったラウンドの代替開催としてこんな年末に! しかも元々スキー場など山岳エリアでの開催だったレースはこの時期積雪で走れないので、“まさかの”オフロードヴィレッジでの開催となりました。
通常クロスカントリーをやるコースに比べアップダウンはなく、長さもなく、その分丸太など人工セクションが設けられていました。
JNCC本来の雄大な大自然を走るイメージではなく、また年末というのもあり今大会をパスした人も多いですが、逆に「オフビだから出る」という人も多かったですね。

今回は同じカワサキでAAクラスを走る沼田選手がKX125で出るということで、自分も普段乗っているKX250Fでなく奥さんのKX125(2004年式)で出てみました! オフビのコースならパワー差があまり出ないのと、やはり2ストで1度はレースしてみたいという憧れはあったので。


COMPレース最大の難所は人工セクションが続くこのエリア。最初の2本の丸太の間隔が絶妙で私も餌食になりました(ToT)
幸い怪我無くすぐ再スタートできて良かったです。
今回のコースならパワーの差はさほど気にならないですね。クネクネとタイトターンが続くセクションでは軽さが活かせるし。強いて言うならサス性能が高年式の車両に比べ劣るので路面荒れてからのトラクションに差が出る感じですね。
終盤はRM125のMX-IA稲垣達樹選手と2ストバトル。凄い勢いで迫ってくるので先に譲ると、稲垣君が丸太で転んでいるというのが3回くらい続きました(笑)

レース結果はAA1クラス11位。総合で15位ということで、普段とだいたい同じくらい。
なにより2ストでのレースが楽しくて大満足です。
普段のCOMPより50分くらい短いですが、今回のほうが長く感じましたね(^^;
首都圏近郊なので知り合いの方や普段スクールに出てもらっている方が観戦に来ていて、JNCC初めて見るという人も多く、ライダー側としてもうれしかったですね。
■2スト125で出てみた。普段のKX250Fと違う準備

タイヤ選択
DUNLOPユーザーです。今回フロントはEN91(サイズ90/90-21)といつも通りでしたが、リアはAT81のサイズ110/100-18をチョイス。いつもリアは120/90-18ですが、マシンが軽くてパワーもないのと、タイトターンの旋回性を優先して細いものにしました。とても感触良かったです。
写真はレース後のものですが2時間走っても減りは少なくグリップも落ちませんでした。
ブーツ
ブーツはガエルネを使用しています。レースではSG12やSG10など上位モデルで剛性強めを使っていますが今回はFASTBACKというモデル。これはいつもよりギアチェンジの頻度が高いので縦方向の柔軟性を優先しました。このFASTBACKもねじれや衝撃保護性は高く不安はありませんでした。
燃費
事前にテストをしていないので燃費が全然予想できませんでした。レース時間は普段3時間ですが今回は2時間。タンク容量は8リッター。念のため2ストップしましたが、消費したガソリンを確認したら、2時間で12Lの消費でした。


AA1 # 井上眞一選手
今回のサプライズのひとつ。長年カワサキKX開発ライダーとしてカワサキレーシングチームから全日本モトクロス参戦していた井上眞一選手。
クロスカントリー・エンデューロは初。結果は総合8位でまずまずと思いますが、終盤は体力的にかなりしんどかったようです。相変わらず“超絶スムーズ”ま走りだったようです。私は見てないですが(笑)

井上選手が乗っていた車両はピュアテックのモディファイが加わったKX250SE。これ、私も前戦の阪下で借りて走らせてもらいましたが、サス性能が高くてトラクションがすごく良いんです。ついにカワサキにもセルがついたし、エンデューロでカワサキ増えそうですね。

キッズ時代の井上選手(1位)と私(3位)

AA1 #318 沼田誠司選手
北海道からエントリー。足の怪我が完全ではなく今回は不本意だったようですがなかなかの存在感でした。

沼田誠司さんの持ち込んだKX125です。
KX125最終の2008年式。フロントフォークはKYBのエアサス。
外装はTX-RACEのKX250Fバージョン。かっこいいね~!

Comp-R #601 酢崎友哉選手
同じカワサキでJNCC/JEC参戦中のトモです。COMP-Rながら総合は11位。
今年は要注目ライダーです。


セロー軍団 KAMOSHIKA Racing
千葉県成田MXパークを本拠地にしたセローチームがありまして、うちの奥さんもメンバーです(笑) 年に2回くらいJNCCのFUNクラスに出場しています。

KAMOSHIKA Racing名誉会長の田中さん。FUNクラスにも丸太セクションがありました。
フォームきれいですね~。

WAA #3 菅原悠花選手
Funクラス総合4位の菅原悠花選手は全日本モトクロスでの実績もあり、ここ数年はJNCCメインに走っています。ひとつ前の阪下は総合2位! 文句なしのWAA年間チャンピオンです。

Funクラスで序盤トップを快走したのは、MTBダウンヒルのレジェンドライダーにしてAAクラストップライダーの内嶋選手。注目すべきはこれ、サーロンというメーカーの電動バイクなんです! 無音で前走者をバンバン抜いていく姿、異様でしたね~(笑)
1月24日のWEXオフビは今のところ開催のようですが、世の中こんな状況です。出場するみなさんは無理しないで、くれぐれもケガには気を付けてください。
個人的には今回のコース、コーナーでのスピードやスムーズさがポイントだったかなと思います。とにかくコーナーの数が多かったです。あと、集計ゲート周辺のフラットなセクションはギャップやワダチがないので、疲れたときに一息つくのに良いと思います。疲れたなと思ったらゆっくり走って深呼吸すると良いと思います。
今年私はJNCC半分ほど出場予定です。会場でお会いする皆さんよろしくお願いします!
PHOTO:IA WATARAI、JNCC
TEXT:IA WATARAI